【人生の決断基準】35年後の私から20代へ|投資・仕事・結婚で後悔しない「長期思考」の作り方

本記事は、35年の経験をもとに、投資・仕事・結婚など人生の大きな決断で後悔しないための「長期思考」を解説します。短期的な波に振り回されず、複利の視点でキャリア・資産・人間関係を設計する方法、価値観に基づく人選び、居住・生活の選択基準など、20代から実践できる意思決定術を具体例とともに紹介します。


35年前、私は今の自分を想像できていただろうか。
投資、職業、住む場所、そして人生を共にする相手。

当時の私は、その場その場で
**「いまの正解らしきもの」**を必死に掴みにいっていました。

しかし、35年を経た今ならはっきりわかります。
人生のあらゆる決断には、投資と同じく
**「複利」**が静かに、しかし確実に働くということを。

今日の小さな選択は、すぐには報われません。
ですが、10年・20年という時間を通過すると、
その差は取り返しのつかない距離になります。

📌 補足注
この記事は「成功体験談」ではありません。
**回り道と後悔を含めた“意思決定の設計書”**です。


目次

1. 「短期の波」を追いかけ、エネルギーを浪費した日々

若い頃の私は、目先の変化に過剰に反応していました。

  • 投資
    チャートや流行に振り回され、
    長期視点と分散という基本を軽視していました。
  • 仕事
    目の前の評価や上司の顔色を気にし、
    自分のキャリアを10年単位で設計する意識が欠けていました。
  • 生活・人間関係
    一時的な感情や「なんとなく合いそう」という感覚で人を選び、
    本質的な価値観の一致を見極める努力を怠っていました。

これらに共通していたのは、
「短期で報われたい」という焦りです。

📌 補足注
短期志向は、失敗の原因ではありません。
長期設計がないことが、最大の問題です。


2. 古典が教えてくれた「10年単位」の視点

今の私が、迷ったとき必ず立ち返る言葉があります。

「遠きをおもんぱかれば、すなわち近きに憂いなし」

遠い将来まで見通していれば、
目先の不安は自然と小さくなります。

投資の基準

「10年持てないものは、1秒も持たない」

若い頃は、自分を過大評価したくなるものです。
しかし、真の天才は例外的存在。
私たち大多数にとっての最適解は、
時間を味方につける積立・分散・インデックスでした。

居住・生活の基準

「便利さ」より、その土地の「気(流れ)」と「養分(機会)」

アダム・スミスは『国富論』で、
豊かな社会に生きる一般人は、
貧しい地の王よりも豊かに暮らせると説きました。

養分のない場所で踏ん張るより、
成長の流れがある場所に身を置く。
それだけで、人生の実りは大きく変わります。

人選びの基準

感情ではなく「価値観」という土台

世界観・お金・仕事・時間の使い方。
ここが噛み合わない相手との関係は、
遅かれ早かれ大きな摩耗を生みます。

📌 補足注
人は変わります。
価値観は、ほとんど変わりません。


3. 決断の軸を「所有」から「状態」へ

35年前の私は、
「何を早く手に入れるか(所有)」を基準にしていました。

今の私は違います。
判断基準はただ一つです。

「安寧と自由な状態を、長期・安定的に維持できるか」

網を結ばずに魚を追う──
準備なしで結果を求める焦りは、必ず裏切られます。

淡々と網を結ぶ。
準備し、積み上げ、待つ。

遠くへ行く人間ほど、
日々は驚くほど地味です。

📌 補足注
派手な決断より、
退屈な継続のほうが、人生を大きく動かします。


結び:最後に残るのは「自分の識別力」

どんなに優れた投資先も、
どんなに素晴らしい環境やパートナーも、
それを見極める自分の識別力がなければ意味がありません。

  • 日々の研鑽
  • 自分より高い視座を持つ人との対話
  • 思考の言語化と検証

それらを通じて、
自分の認知レベルを少しずつ引き上げていく。

それが、35年後の君を支える
唯一の、そして確かな資産になります。


玄水








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