タイ出張の現場において、コミュニケーションの質を一変させる出来事があった。 今日、私は現地の顧客との打ち合わせに「AI同時通訳イヤホン」を投入した。
結論から言えば、これは海外ビジネスにおける「情報伝達の消耗戦」を終わらせる武器になる。
1. 現場スタッフとの「同期」という難題
通常、マネージャークラスとの会話は英語で事足りる。しかし、実務を動かす現場スタッフの多くは英語を解さない。 これまでは同行する代理店の通訳を介してやり取りをしてきたが、そこには常に「タイムラグ」と「ニュアンスの欠落」というコストが存在していた。
今回、タイのMINISO(メイソウ)で手に入れた200THB(現在の為替で約1,000円)の廉価版AIイヤホンを試してみたが、その実力は予想を遥かに超えていた。
2. 通訳を介さない、瞬間的な意思疎通
イヤホンを通じて流れてくる翻訳は、相手の意図をほぼ正確に捉え、瞬間的な対応を可能にした。 代理店の通訳を待つことなく、現場の熱量をそのままにコミュニケーションが同期される。今までにないほどスムーズな打ち合わせだった。
もちろん、翻訳精度やレスポンスにはまだ改善の余地がある。しかし、現時点でもビジネスの実務において「十分に役に立つ」レベルに達している。これがさらに発展すれば、海外ビジネスの機動力は劇的に向上するだろう。
3. 「まずは廉価版で検証する」という合理性
Appleをはじめとする数万円クラスの上位機種の存在は知っている。しかし、ビジネスにおける道具の選定において重要なのは「まずそのテクノロジーが自分の現場で機能するか」を見極めることだ。
最初から高額な投資をする必要はない。まずは手頃な価格帯の製品で「AI通訳がもたらす変化」を体感し、その有用性を確認した上で上位機種へ移行するのが、最もリスクの低い賢明な判断だと言える。
私が今回タイで試したのは現地仕様の超廉価版だが、日本でこの「検証」を始めるのであれば、1万円前後で購入できる以下のモデルあたりが、仕事の道具としての最低限の品質を担保しつつ、エントリーモデルとして適しているだろう。
4. 武器を装備し、消耗を避ける
言語習得に膨大な時間を費やすことも一つの戦略だが、テクノロジーでその壁をショートカットできるのであれば、迷わずその恩恵に預かるべきだ。
余計な摩擦や時間のロスという「消耗」を排除し、本来の目的であるビジネスの成果にリソースを集中させる。 AIイヤホンは、もはや単なるガジェットではなく、異国の地で生き残るための「必須装備」になりつつある。
玄水
コメント